いっぽくんの思索の栞

日々の実践をふりかえり 思索を深めていきます。

父として学校を語ろう

みなさんは、自分のお子さんに学校の授業で、どのような力をつけてほしいと考えていますか。もしかしたら、いまの時代だから、学校に期待できることは少なくなってきているとお考かもしれません。実際、私自身も、スマホスタディサプリなどで授業を受けます。そうすると、「うまいなぁ」と感心することがたくさんあります。

 

父は「学校の授業に何を期待することが可能か」。

息子ができたとき、わたしはそのように考えるようになりました。

 

そして、いま考えているのは、「友だちといっしょに学ぶ経験をすること」を大切にしたいと考えています。授業を、正解よりも、納得解を求める場として考えるようにしたいと思うようになりました。友だちの考えに納得できる、正しい答えに納得できる、自分の考えを納得させられる、文学や説明文を読むなら著者の思いについて考え受け止められる、そういうことを経験できる場所として学校をいかしてほしい。

 

これは、ひとりではできない。

正解には一人でたどり着けても、それを相手に伝えるためには、相手が必要。

もちろん、人間関係で問題が起こるリスクもある。

でも、だからこそ、学校という場で相手と言葉を介し、気持ちを通わせて、創造的な生活を送れるよう、学んで欲しいと思います。

算数|数字と数はちがうんだ

数と数字とは区別する。

でも、なんで区別する必要があるのか・・。

いろいろな答えがあると思う。でも、教員目線から言えば、ひとつの大きな理由は、目の前の子どもがどこで困っているのかを、正しく見取りたいから。

 

「数字」は数を表す文字のこと。

これは、ひらがなや漢字と同じだといえば、なっとくできる。

 

でも、「数」はそう簡単に説明できない。

「数」って1年生の子どもが得意げに、「わかるよ!」「知っているよ!」と言うほど単純なものではない。

3つの鉛筆と3冊のノート、3本の鉛筆。物はまったく別なのに、

 

算数|1年生の算数は白紙からではない!

学校に入学してくる子どもがいます。

その子どもたちは、1年生から算数を学びます。

でも、じっさいには、子どもたちは1年生に入学した段階で「数」を知っています。

いろいろなものを数えられますし、チャンネルにしてもカレンダーにしても、数を言うことができます。

だから、子どもたちが、まったく白紙の状態でやってくるということはありません。

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存在がプロだ!

先日、ラミちゃんこと、ラミレス監督のお宅にうかがいました。

もっともっと高い身長を想像していたけど、そうでもありませんでした。

でも、腕の太さ、足の太さは圧巻。

鍛えるってこういうことかって感じました。

 

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教室が楽しいところになっているか

友だちをつくるのって本当にむずかしいんだな・・・。

日本語学級担当のぼくは、こどもたちを見ていて、よくそう思います。

 

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<学級の問題>を<世間観の問題>と捉える視点

学級で起きる問題。

でも、それは、「学級内だけで起きている」わけではありません。

学級内で起きている問題の解決を考えるなら、その問題を様々な角度からとらえる必要があります。でも、いざ問題が起こると、冷静に分析するのは難しい。だからこそ、普段の生活の中で自分を磨き、分析するために必要な<学び>の蓄積をしながら、目の前の様子を見ていくよう心懸けたいです。

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